8月の「サマースクール in ふくしま」へ向け、ほぼ毎週末、福島市へ出掛けております。
今日は、仕事帰りに少し遠回りして、
諸橋近代美術館へ行ってまいりました。
諸橋近代美術館と言えば、サルバドール・ダリのコレクションで非常に有名です。特にその彫刻の所蔵数に関しては、世界に誇れるのではないでしょうか。
他にも、ルノアールやゴッホ、セザンヌなど、一度は教科書で見たような、有名な画家たちの作品が展示されています。
昨年大型改修工事が行われたという施設ですが、裏磐梯の雄大な自然に囲まれた広い敷地に、あたかもハイランドの古城のようにたたずんでいました。
あいにくの雨でしたが、その雨がまた抜群の演出効果を醸していました。
美術館に通じる小橋の下に流れる沢が、新緑に包まれていて、その光景は、まるで印象派のキャンバスをそのまま切り取ったような美しさでした。
館内も非常に美しく、ダリの彫刻が見事に展示されていました。
私自身、ダリの作品は美術部に所属していた中・高時代、とても大好きで、家にあった絵画集をよく眺めていましたが、これほどの彫刻を手がけていたとは全く知らず、とても新鮮な感動を受けました。
企画展は、マリ・ローランサンの作品展。こちらもまたスタイリッシュであか抜けた「パリのエスプリ」でした。
帰りは五色沼に寄って帰ってきました。久々に訪れました。雨の中の沼は、暗く沈んだ水色で、普段の怖いくらいの「青」は見ることができませんでしたが、自然の中をゆっくり歩いて、十分にリフレッシュすることができました。
企画展は7月1日までです。まだあともう少し開催期間がありますので、ご興味のある方はぜひお運びください。
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