イマージョン教育への挑戦 - ワイズプリスクール



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2011年の冒頭にあたって

2011年、あけましておめでとうございます。

今日から3学期が始業となります。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

九州・中国地方などでは降雪もあり、ここ郡山市も毎日厳しい寒さです。元日は比較的穏やかだったように思いますが、皆さまは、どのようなお正月を過ごされましたでしょうか?

さて、2011年の冒頭にあたり、皆さまへのご挨拶とともに、ここに一年の抱負を書き留めたいと思います。

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まずは2010年を振り返ってみたいと思います。2010年、今年度6年目のワイズは、おかげさまをもちまして、とても充実した一年を過ごさせていただいたように思います。

YPKの行事については、概してお天気に恵まれ(トドラーさんの秋の遠足は大変でしたが)、どの行事もつつがなく実施できたように思います。

夏のキッズサマーフェスティバルは、今年もいろいろと課題が残りましたが、保護者会のご尽力により、なんとか成功裏に終了することができました。とりわけ「お仕事体験」は、子どもたちにも評判良く、試みとしては非常に悪くないイベントであったと思います。イベントのノウハウゼロの私ですが、毎年なんとかやってこれておりますのは、本当にみなさまと子どもたちのお陰です。今年こそは、これまでの失敗から学んで、きっとご満足いただけるイベントにしたいと思います! 

また、印象深かったのは、10月の「YPKスポーツデー2010」でした。今回はチーム対抗というよりはむしろ、『エルマーの冒険』を題材に採った”テーマ型”の運動会を設定いたしました。子どもたちはイマジネーションの世界でエルマーとともにどうぶつ島を探検し、そして、見事りゅうを救出するという目的を果たしました。つなひきのシーンで、りゅうを救い出した子どもたちの表情は、本当にキラキラと輝いていました。

続いて10月末のハロウィンでは、「お化け屋敷(Haunted House)」も、私たちの予想以上に子どもたちには好評で、とくに土曜日のアフターサタデー向けのハロウィンパーティーでは、何度も何度も並んでは入って楽しんでいる姿が見られ、とても嬉しく思いました。

最後は、つい2週間程前に実施いたしました「トゥインクルスターコンサート」です。今回は、これまでになく小学生(YIS)の力強さを感じた発表会となりました。発表曲である "The First Noel" も "I Want a Hippopotamus for Christmas" も、決して簡単な歌ではありません。歌詞は複雑で、繰り返しが少なく、しかも長いです。それを大きな声でしっかりと歌うことができました。今回感じたの成長の要因としては、YPK卒園児が1~3学年になり、それぞれが頑張っていること、そして、安積町に移転してからは毎日通ってくる子どもたちが増えたことが考えられると思います。「毎日少しずつ」、「少しずつでも毎日」がどれだけの効果をもたらすのか、ということをあらためて実感しております。

また、今回初めて、小学生のダンスチームが見事な踊りをご披露しました。ダンスチームは、英語とは全く関係のないところで誕生しました。子どもたちの自発的な意思によって自然発生的に始まり、誰に言われるでもなく友だち同士集まって、休み時間を利用して毎日練習を積んできました。宿題が終わってクラスが始まるほんのちょっとの間や、クラス終了後お迎えまでの間でも、寸暇を惜しんで自主練している姿は立派なものでした。自分で選ぶ、自分で決めることで、子どもたちは飛躍的に伸びるものです。このような子どもたちの姿を見ることができるのも、英語だけではなく、お子さまの放課後生活を丸ごとお預かりするワイズならではの良さだと思います。ご来場の保護者様からも感心のお声をいただき、本当に嬉しかったです。

最後に、コンサート開始時刻ですが、申込の抽選にもれ、不本意ながら夕方6時からの開催となりましたが、働く保護者様などからは、遅い時間でかえって都合が良かったなどのご意見もありました。次年度以降の参考とさせていただきます。

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私個人としての2010年も、いろいろな出会いがあり、本当に充実した一年だったと思います。

中央公民館をはじめ、地域の公民館から育児講座などの講師として依頼を受けることが多く、各地域で子育て真っ最中のお母さまたちとふれ合う貴重な機会を与えていただきました。とても楽しい時間を過ごさせていただきました。ぜひまた呼んでいただけるなら嬉しく思います。

また、まなそびプレックスの英語講座「M&M(Music & Movement)」でも多くの出会いがありました。一人でも多くの子どもたちが、英語の楽しさに触れ、慣れ親しんでくれればと願います。

そして、年末にご報告させていただきました通り、この度業務提携をすることとなりました、株式会社ライズ様との出会いも、私にとっては大変有意義なものとなりました。

すべてのご縁に感謝したいと思います。

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加えて、2010年は、これまでの英語イマージョンの蓄積を目に見える形で・・・ということで、英検への取り組みをはじめた年でもありました。

英語イマージョンは、英語塾などとは異なり、とかく息の長い教育です。それは、イマージョン教育が、単なる言語の習得という教育を越えて、子どもの将来形成にもかかわる人間教育としての要素があるからです。

イマージョンによるバイリンガルの形成過程というのは、その道程がはるかに長いので、保護者様の中には、どうしても焦りや不安が募り、その結果、成果を先望みしてしまうことがあります。

これは親としては当然に起こりうることで、私はそれを責める気持ちは全くありません。ただ、そういう場合の「達成度の目安」という形で、英検のようなものを受けていただくというのは、有効な方法の一つであると思います。

おかげさまをもちまして、2010年度第2回の検定では、YPK卒園の小学生数名が受検し、全員合格することができました。そして、子どもたちは、自らの意思で上級の受検を希望し、次の第3回での合格を目指しています。

でも、(何度も口を酸っぱくして申し上げていますが、)英検はあくまで「目安」。英検に合格させるために勉強するようなら、それは今の子どもたちには適正ではありません。また、子どもがやってみたいと興味も示さないのに受検を強要するようなら、それは親のエゴですから、子どもにとって何も有益にはなりません。保護者様のご理解をぜひお願いしたいと思っております。

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では、2011年について、考えてみたいと思います。

2011年、ワイズは、力をつけてきた小学生を、ますますサポートしていきたいと思います。

日々の英語イマージョンは勿論のことです。彼らの放課後を丸ごとお預かりしているという、ワイズの強みを活かして、英語だけではない、総合的な人間力形成の部分にさらに力を注いで参ります。この取り組みは、子どもが英語を自ら学ぼうとするためのモチベーションにも必ずつながっていくと信じております。

それには、今回のコンサートのような発表会であったり、テーマのあるフィールドトリップであったり、子どもたちの知的好奇心を刺激できる機会を多く与えていくことが大切だと思います。子どもの将来を決定付けるきっかけとなる「出会い」(人であれ、ものであれ、)というのは、いつ、どんなところに転がっているのか分かりません。ですから、子どもたちにできる限り多くの機会を体験として提供し、選択肢を増やしてあげることは、大人の私たちの使命であると思います。

また、子どもたちの「なぜ今、英語を学んでいるのか」という大きな命題に答えるためにも、必要なのは、グローバルな視野での目標設定だと思います。自分たちの価値観が、日本国内に留まらず、海を渡った向こうの国の同世代の子どもたちと共有できるものだということがわかれば、それだけで「コミュニケーション」という意味で、英語に必然性が生じます。

具体的には、例えば留学などが最も端的な目標設定であり、よい体験の場であると思います。とくに子どもが高学年に達してくると、より実践的なアウトプットの機会がモチベーションを高めることにつながると思います。家族で海外旅行や、親子あるいは単独、または集団での短期語学留学や長期休暇を利用した海外研修プログラムなどに参加できるのであれば、それはとても素晴らしい人生の糧となることでしょう。

何も旅行や留学だけが海外へ出る唯一の方法ではありません。例えば、ディベート。最近では国内でも注目されはじめ、いろいろな団体が主宰して、大小さまざまな大会が行われているようです。これが英語でのディベートとなれば、対象はもっぱら高校生や大学生となりますが、いくつかの世界大会が存在します。中には、とても権威のある大会もあり、毎年日本の学生たちが彼らの英語力に凌ぎを削っています。

この他、レゴブロックが大好きな子なら、レゴを使ってロボットを作ることができます。国内でのロボット競技大会というのが存在しますし、これには世界大会もあり、世界各国のたくさんの子どもたちが参加しています。また、理科に興味や関心が深ければ、海外のサイエンス・オリンピックのようなイベントもあります。

あるいは、この冬休み以来、子どもたちがまなそびで夢中になっている「フーズボール(テーブルサッカーゲーム)」にでさえ公式ルールがあり、世界大会が存在するのです。(今回のダンスチームの発足だって、視野を広げれば、ブロードウェー、ハリウッド…世界が見えてきますね。)

このような地球規模での各種大会で使用される言語はほとんどが英語です。自分が大好きなサッカーゲームのワールドカップに出場するために英語を学んでいる、そのような目標設定の仕方をしてあげれば、子どもたちは喜んで、いきいきと学ぶことでしょう。

そして、もう一つは、YPKについて、今年も更にいくつかのマイナーチェンジを考えています。

西ノ内から移転してきて丸一年。室内が格段に広くなり、生活環境がだいぶん改善されました。子どもたちは、あそびのスペース、まなびのスペース、そして食事のスペースを贅沢に使い分けることができるようになりました。この環境が子どもたちの生活に「けじめ」をもたらし、驚くほどに落ち着いた日常を送ることができています。

この子どもたちの大きな変化は、西ノ内での保育経験も踏まえて、非常に多くのことを学ばせてくれました。そして、私たちが「きっとこうだろう」と考えて来た部分をかなり実証してくれる結果となりました。

ですので、このYPKの子どもたちにさらにもっといろんなことを学んでもらうため、そして、私たちの保育理論をさらに実証するため、教育面、生活面、それぞれに以下の部分を改善して参りたいと思います。

まず、教育面についてですが、毎月決まったテーマで知識や思考を深める「プロジェクト(Thematic Unit)」を見直し、英語イマージョンという特殊性(言語により焦点を当てるという意味合いで)を考慮しつつ、より「ピラミッド・アプローチ」を反映させる内容を盛り込みたいと思います。また、PE(体育)、音楽、日本語の課業の在り方を再検討し、今年度を発展させ、さらに大きな目標を設定して子どもたちを導いていきたいと思います。キンダー、ロンパー2については、可能な限り個別指導の機会を取り、(決して「お勉強」としてではなく!)文法的な理解や作文や構文力を深めるアクティビティ、および論理的思考力を身につけるためのパズルあそびに取り組みたいと思います。

保育面では、トドラー(1・2歳児)の保育環境(ハード面)の改善として、午睡やおむつ替えのスペースを更に快適なものにできるよう努力することをお約束いたします。また、おやつ後とランチ後の Free Play Time には、コーナー保育をさらに徹底し、YPKの子どもたちの非常に限られたあそびの時間をいっそうの合理的で有意義なものにさせていきたいです。

最後になりますが、昨年の暮れにご報告させていただきましたとおり、今年4月には、安積町成田に「アルゴ幼稚舎保育園」が開園となります。こちらの保育園は、要するにYPKの”英語”の部分を抜き取り、完全に日本人による日本語の保育園となります。

しかしながら、ワイズの考える”教育”の実践という部分では、両園全く共通しており、同じ価値観でお子さまをお預かりし、保育・教育してまいります。ですから、YPKとアルゴが、大人も子どもも良い意味で競い合い、互いに切磋琢磨していくことができるような関係になれればいいな、と期待しております。

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さて、かなり長く書き連ねてしまいましたが、この "New Year Resolution" は、毎年行ってきた、私の中では恒例の作業ですので、ご勘弁をいただきたいと思います。

昨年あたりから、私の日常は多忙を極めるようになりました。これまでは、多少はゆっくりとパソコンに向かって、この「代表ブログ」を更新する時間もあったものですが、今はもう、長々と自分の考えを書き連ねるようなまとまった時間がなかなか取りにくいという状態です。

私にしてみれば、創業以来、このブログは大切な「内省の場」でした。考えもしていなかった壁にぶち当たるたび、あるいは逆に、子どもたちとの日々の中で思いも掛けない感動に出会うたび、その一つ一つに向き合い、自分自身の中に、その事象の意味を見つけようとしてきました。

今、そういった時間が十分に持てていないということは、実は意外と重大な問題ではないかと、そんな風にも反省しています。事業の運営、そして私自身の人や時間の使い方にまだまだ課題が多い何よりの証拠です。今年以降もこの点の改善には努めて行きたいです。
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by ysdirector2005 | 2011-01-04 16:29 | ビジネス


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