イマージョン教育への挑戦 - ワイズプリスクール



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GKAイマージョンシンポジウムに参加して


12月7日・8日の2日間、群馬県太田市にある「ぐんま国際アカデミー」(以下GKA)において、「GKAイマージョンシンポジウム」が開催されました。

2年ほど前に一度、問い合わせたことがあったのですが、事務局の方がその時のことを覚えていてくださったようで、ご招待のお便りを頂戴しました。

今回は、3年目の節目を迎えたGKAが開催する初めてのシンポジウムで、いわば「中間報告」のようなものです。非常にワクワクした思いで、ジーナ先生を連れ、行ってまいりました。

受付を済ませ、早速、授業参観へ参りました。

施設も新しくて立派です。特徴的だったのは、職員室でさえ壁のないオープンスペースです。子どもたちは、大小さまざまなスペースを利用して、時に全体、時に少人数で作業に取り組みます。

平屋作りなのは、低学年と高学年が交流できるように、ということです(児童の制作した壁新聞による)。でも、私にはまるでラビリンスでしたが。

もう一つ印象深かったのは、子どもたちの身近に常にパソコンがあることでした。コンピュータルームは当然のことながら、低学年のラーニングセンター、中・高学年の教室周りにも2~3台のパソコンが常に使える状態になっています。

子どもたちは、授業の合間(授業中も!)、ふと思い立てばパソコンの前に座り、スポンジボブなどの人気キャラクターのソフトでフォニックスを学習したり、リーディングのソフトでお話を読んだりしています。

授業参観は2限分あり、全学年を充分に見て回ることができました。すべてを事細かにお伝えするのは無理なので、印象に残った良い点のみ、いくつか取り上げてご報告しようと思います。

どの教室でも、子どもたちは本当に活き活きとして学んでいました。すごい勢いで先生の話す英語をノートに書き写している子どもには驚きました(2学年女児・算数)。クラスへのレスポンスも活発で、ポンポン英語が飛び交う場面もあり、とても楽しい雰囲気でした。

読む力にも感嘆しました。3年生の英語のクラスは音読(輪読)の最中でした。先生の「読みたい人?」の声に、子どもたちの手が一斉に上がっていました。朗読は非常に流暢で、発音も当然にすばらしかったです。

表現力も豊かです。6年生の英語の時間は、劇の練習でした。児童の個性も豊かなのでしょう、非常にユニークな創作劇のようでした。

音楽教育にも熱心に取り組んでいるようです。昼食後に吹奏楽のパフォーマンスがあったのですが、どのお子さんもとても上手に演奏しておりました。

ジーナ先生の突撃インタビューにも立派な態度で一生懸命答えていました(1学年男児・コンピュータ)。

そんな活き活きと楽しそうな子どもたちと対照的だったのは、GKAの先生方はじめ、今回のシンポジウムに参加した大人たちです。

さまざまな意見が活発に議論されたシンポジウムであったと思いますが、もっとも多かった質問は、英語イマージョン教育が、現在の日本の英語教育政策の中で、「alternative」となり得るのか?日本の土壌に英語イマージョン教育は浸透・定着するのか?であったように思っています。

基調講演をなさったトロント大学のラプキン教授は、カナダにおけるイマージョン教育の第一人者でいらっしゃいますが、日本の英語教育の現状を含め、風土や文化についてもあまりにご存知なかったため、一歩踏み込んだ意見(エールにしろ、批判にしろ)を求めていた質問者にしてみると少々物足りない感があったのは否定できないと思います。

大人たち(学校教員、研究者、役人たち)は非常に懐疑的で、何かしらの「結論」を探し求めているようにさえ見えました。

しかしながら、GKAもまだ3年目。今回のシンポジウムは「中間報告」であり、何らかの「結論」に到達するまでには、少なくともあと6年の月日を待たねばならないでしょう。

GKAの先生方は、どの方も本当に本当に熱心な先生方ばかりでした。ただ、現段階では、今頑張っていることが、果たして本当に正しいのか、どのような成果をもたらすのか、ということについては、完全に手探りの状態にあるようです。

そのような意味で、関係者を含め大人たちは、今後のGKAの成果を、息を潜めて見守っていくことをあらためて確認しあった、というのが今回の結論のような印象です。

もちろん、私も今後のGKA、日本の英語教育のなりゆき、しっかり見守っていきたいと思います。

それでも最後に、私自身の意見として、現場の先生方にエールを送りたいと思います。

「結論」はまだこれからなのだろうと思いますが、「答え」はすでに子どもたちの笑顔の中にあるのではないでしょうか。

少なくとも、GKAで学んでいたお子さん方は、本当に学校が楽しそうでした。どの子もキラキラした眼差しで、真っ直ぐに前を見つめて、先生の一言一句を聞き漏らすまいと真剣に学んでいました。

先生方は、そんなすばらしい子どもたちと毎日一緒にいるから、子どもたちが実は本当にすばらしいのだということに鈍感になってしまうのです(それは私たちにとっても同じことが言えるのですが)。

だから先生方は、さまざまなプレッシャーがあるとは思いますが、本当に自信と誇りをもって、「うちの子はこんなにすごいのよ!」と言っていいと思います。

我がワイズの園児たちも同様ですが、あのような目をした子どもたちがいる限り、大人は励まされながらひたすら頑張るだろうし、その先にはきっとよいものが待っていると信じています。
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by ysdirector2005 | 2007-12-09 09:03 | ビジネス


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